愛媛のニュース

NEW 2024年08月28日(水 ) 17:50

推定着服金額1億円超…県漁協が不祥事で会見

着服金額は推定で1億円を超えるとみられます。

県漁協の元女性職員が顧客の貯金を着服したとして、懲戒解雇されました。

懲戒解雇されたのは、西条市の壬生川支所に勤めていた50代の元女性職員です。

県漁協によりますと今年5月、2023年度の決算作業のため、壬生川支所の現金・預け金等の残高確認を行ったところ、約4100万円の不明金があることが確認されたということです。

50代の元女性職員は組合の聞き取りに対し、「組合員に貸し付けを行った」と説明していましたが、調査の結果、貸し付けの事実はなかったということです。

その後の調査で、その他にも顧客13人分、34口座が解約されていることなどが発覚し、推定被害額は1億300万円、合わせて1億4400万円を着服したとみられます。

50代の元女性職員は組合からの事情聴取の業務命令には応じず、今年7月、自ら警察に出頭し、着服をほのめかしたことから、県漁協は着服の事実を確認したということです。

県漁協は7月16日付で元職員を懲戒解雇処分とし、「再発防止に努め1日でも早く皆さんの信頼回復に向けて邁進したい」としています。