愛媛のニュース

NEW 2024年08月29日(木 ) 16:35

銀天街ジュエルカフェ強盗事件・懲役6年実刑判決

今年5月、松山市の銀天街で起きた強盗事件で、被告の男に29日、懲役6年の実刑判決が言い渡されました。

判決を受けたのは、住所不定・無職の57歳の被告です。

判決などによりますと、被告は5月6日午前10時ごろ、松山市湊町の貴金属買取店にナイフを持って押し入り、女性店員の体をつかんで「殺すぞ」などと脅した上で、現金約46万円を奪いました。

これまでの裁判で被告は起訴内容を認め、事件の10日前に出所したばかりで、出所時の所持金などをギャンブルで負け、取り返そうとやけになって犯行に及んだことが明らかになっていました。

29日の判決で松山地裁の渡邉一昭裁判官は、被告が過去に3度強盗致傷など似た罪で長期間服役していたことにも触れ、「身勝手で短絡的な犯行動機に酌量の余地は全くない」とし、懲役7年の求刑に対し、懲役6年の実刑判決を言い渡しました。

控訴について、担当弁護士は「本人と相談して決める」としています。