NEW 2024年11月20日(水 ) 12:33
宇和島市吉田町・被災した園地でミカンの初収穫
県内有数のミカンの産地宇和島市吉田町。
西日本豪雨で被災した園地に植えられたミカンの苗木が成長し、17日、初めての収穫が行われました。
「こうやって初収穫を迎えるというのは農家にとって本当に嬉しいの一言なんですよね。
この一歩というのは本当に一歩じゃなくて五歩も十歩も前に行ったような気分です」
そう話すのは宇和島市吉田町のミカン農家、中島利昌さん。
中島さんの園地は6年前の西日本豪雨で、およそ20アールが被災しました。
園地が崩れ、植えていた苗木400本のうち350本ほどが海へ流れ出ました。
中島さんは被災から約2年後に「原形復旧」と呼ばれる県の事業で園地を元通りにする工事を行いました。
その後、苗木を植え、4年ほどかけて育ててきたミカン。
ただ、今年迎える初収穫の直前には台風10号が接近し、園地やミカンへの被害が心配されました。
幸い大きな被害はなく、17日、待ちに待った初収穫が行われました。
香川大学の学生やOBたちが収穫をお手伝い。
学生らは西日本豪雨が発生した直後からボランティアで宇和島市を訪れていて、水路の復旧や土のうの設置を手伝ってきました。
【香川大3年・三宅康心さん】
「6年という長い月日が経って、ようやくミカンが収穫できるんやなと感じると少し復興に近づいたのかな、でもまだまだやなって」収穫できるまでになったとは言え、ミカンの木が十分に成長し、多くの実を成らすにはまだ時間がかかります。
中島さんの園地では収穫量は被災前と比べて5分の1ほどになる見込みです。
それでも収穫の喜びを胸に、「おいしいミカンを作りたい」と意気込みます。
【被災したミカン農家・中島利昌さん】
「ここが崩れた時はあっけにとられて溜め息しか出んかったんですけど、こうやってミカンがなる姿を見るとちょっと笑顔が出ます。自分たちがいかにおいしいミカンを作り上げていくか、それをまたお客様のもとに届けていって食べていただけたらいいなと思ってます」
西日本豪雨で被災した園地に植えられたミカンの苗木が成長し、17日、初めての収穫が行われました。
「こうやって初収穫を迎えるというのは農家にとって本当に嬉しいの一言なんですよね。
この一歩というのは本当に一歩じゃなくて五歩も十歩も前に行ったような気分です」
そう話すのは宇和島市吉田町のミカン農家、中島利昌さん。
中島さんの園地は6年前の西日本豪雨で、およそ20アールが被災しました。
園地が崩れ、植えていた苗木400本のうち350本ほどが海へ流れ出ました。
中島さんは被災から約2年後に「原形復旧」と呼ばれる県の事業で園地を元通りにする工事を行いました。
その後、苗木を植え、4年ほどかけて育ててきたミカン。
ただ、今年迎える初収穫の直前には台風10号が接近し、園地やミカンへの被害が心配されました。
幸い大きな被害はなく、17日、待ちに待った初収穫が行われました。
香川大学の学生やOBたちが収穫をお手伝い。
学生らは西日本豪雨が発生した直後からボランティアで宇和島市を訪れていて、水路の復旧や土のうの設置を手伝ってきました。
【香川大3年・三宅康心さん】
「6年という長い月日が経って、ようやくミカンが収穫できるんやなと感じると少し復興に近づいたのかな、でもまだまだやなって」収穫できるまでになったとは言え、ミカンの木が十分に成長し、多くの実を成らすにはまだ時間がかかります。
中島さんの園地では収穫量は被災前と比べて5分の1ほどになる見込みです。
それでも収穫の喜びを胸に、「おいしいミカンを作りたい」と意気込みます。
【被災したミカン農家・中島利昌さん】
「ここが崩れた時はあっけにとられて溜め息しか出んかったんですけど、こうやってミカンがなる姿を見るとちょっと笑顔が出ます。自分たちがいかにおいしいミカンを作り上げていくか、それをまたお客様のもとに届けていって食べていただけたらいいなと思ってます」