デジタル庁が自治体のＡＩ活用などを目指し行っているワークショップが、９日、地方で初めて宇和島市で開かれました。
デジタル庁では、言語や映像などを学習させることで新しいコンテンツを生み出すいわゆる「生成ＡＩ」を利用することで自治体の業務の効率化を目指していて、官民連携のワークショップを開いています。
初めての地方開催に宇和島市が選ばれ、平将明デジタル大臣は「人口減少や担い手不足が深刻化する中で、行政サービスの質を維持するためＡＩを活用して欲しい」などと挨拶しました。
ワークショップでは、デジタル庁の職員などから市に対し、アンケートの集約や窓口業務にＡＩを活用することなどが提案されました。
また、平デジタル大臣は市内の養殖業者などが県のデジタル化推進事業を活用しておこなっている超音波で生け簀内にいる魚の数を把握できるシステムを視察し、エサの量を削減するための実証実験を行っているなどと担当者から説明を受けました。