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NEW 2025年01月10日(金 ) 20:13

伊方原発2号機で原因不明の小規模火災【愛媛】

廃炉作業中の伊方原発2号機で10日、小規模な火災がありました。
原因は調査中で、プラントへの影響などはないということです。
県などによりますと午後3時38分、協力会社の作業員が伊方原発2号機の原子炉補助建家地下1階に置いていたステンレス容器内のパテ材から火が出ているのを確認しました。
作業員が消火器でその場で火を消し止めていて、周囲への延焼などはないということです。
出火したパテ材は空調管理に使用する機械のボルトが腐食するのを防ぐためのもので10日は、定期点検に伴い、余ったパテ材を廃棄するため、パテ材と硬化剤を混ぜ合わせる作業などが行われていました。
周辺に火の気などはなく、四国電力では出火の原因を「現在調査中」としていて、パテ材の保管方法などの検証を進めたいとしています。
今回の発生場所は放射線の管理区域内で、県は四電に対し、細心の注意を払って今後の確認作業に当たることなどを求めています。