本格的な販売が迫る愛媛生まれの新たな柑橘「紅プリンセス」が１１日、東京でお披露目されました。
都内で開かれたお披露目発表会にプリンセスカラーのピンクの衣装で臨んだ中村時広知事。
「普段こんな格好しません」と微笑みます。
メディア関係者やインフルエンサーなど約３０人が出席する中、主役・紅プリンセスをこう紹介しました。
【中村知事】
「紅まどんなと甘平の子どもが今回ご紹介する紅プリンセス。両方のいいとこどりと認識いただいたらと思います」
紅プリンセスは、県みかん研究所が十数年をかけて開発した新品種の柑橘で、皮が薄く種はなく、ゼリーのような食感と甘みの強さが特長です。
会場には、大手産直通販サイト「食べチョク」を運営する秋元里奈さんが登場し、味わいをこう評しました。
【秋元里奈さん】
「果実味たっぷりで甘くておいしくてすごくリッチなミカンだなという印象です」
そして、中村知事は２０１８年の西日本豪雨で被災した宇和島の柑橘農家に紅プリンセスの栽培をお願いした、というエピソードを明かしました。
【中村知事】
「ある意味で西日本豪雨災害の復興のシンボル、という思いがとても強いので自分も精一杯生産者のために頑張りたいと思っています」
紅プリンセスの旬は３月で、本格的な販売は来月から始まる見通しです。
県では今後、紅まどんな、そして、甘平あらため「紅かんぺい」とあわせ、「紅コレクション」として愛媛自慢の柑橘を届けていきたいとしています。