西条市丹原町で、地区で親しまれているシダレザクラが満開を迎えています。地元の地名がついた「古田のシダレザクラ」で、秋のモミジが有名な西山興隆寺の参道に続く道沿いにあります。
幹周りは最大で２・６メートル、高さはおよそ７メートル、樹齢はおよそ１００年と伝えられていて、西条市の天然記念物に指定されています。
市の教育委員会によりますと、このシダレザクラはソメイヨシノよりも１週間程度早く開花するそうで、いまが満開。
かわいい薄ピンク色の小さな花を咲かせていて、まるで傘をさしたような姿にはどこか気品が漂います。
また、傍らには大きなツバキの木も花を咲かせていて、美の共演が楽しめます。
訪れた住民は「今年は咲くのが物凄く遅くて、もう枯れてしまったのかと思ったりしていましたが、咲いているのに驚きました」と話していました。古田のシダレザクラ、花はいまが終盤だということです。（１日撮影）