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NEW 2025年07月29日(火 ) 19:28

【愛媛大会2025】決勝 済美VS松山商7年ぶりか?24年ぶりか?

エース小林がマウンドを守り続けノーシードから勝ち上がってきた松山商。
超攻撃野球と、梅原の制球力が光る、第4シード済美。

その梅原の立ち上がり、1回、松山商の1番・白石を三球三振にとるなど、わずか9球で松山商打線を三者凡退に抑えます。

一方、松山商の小林は2回。
フォアボールから得点圏にランナーを送られ7番・田室にこの試合初ヒットを許し3塁1塁のピンチで8番の亀山と対します。
亀山はセカンドゴロ、ダブルプレー崩れで済美が1点を先制します。

1点を追う松山商は4回、先頭のヒットからランナー2人を出すと4番の近藤に送りバントを指示。
ここまで4試合、23犠打の松山商が自分たちの野球を貫き、チームトップ、9打点の河野に託します。しかし、河野はサードゴロ、
三里ランナーが三本間に挟まれ2アウト、バッターランナーの河野も2塁を狙いますが、済美サードの瀧川が素晴らしい送球でタッチアウト、ダブルプレーでチャンスを逃します。

ここをものにできなかった松山商ですが、続く5回にも1アウト2塁1塁のチャンス、
ここで、この試合までに6つの犠打を決めている片岡でしたが、済美エース梅原の好フィールディンで3塁封殺、残った2塁ランナーも梅原の牽制球でタッチアウト!
済美の1点リードが続きます。

それでも後半に入った6回、松山商はエラーで1アウト2塁とし3番・堀。
ここは送らず強行!堀のレフトオーバーのタイムリーヒットで同点に追いつきます。


松山商は続く7回にも済美のミスでノーアウト2塁1塁とすると前の打席バント失敗の9番・片岡が今度はきっちりと決めて、1アウト2塁3塁と勝ち越しのチャンス、

ここで1番・白石が2ボールノーストライクからの3球目をスクイズ、しかしファールボールでスクイズ成功とはなりません。この後、白石はフォアボールで1アウト満塁。
チャンスが拡大してバッターは2番キャプテン安永!

安永の打球はセカンドゴロ、4-6-3とわたり痛恨のダブルプレー、松山商勝ち越しとはなりません。

この後、両チーム決定打が出ず試合は遂に9回の攻防に入ります。

松山商は1アウトからエースの小林がヒットを放ち、途中出場の2年生篠藤、
しかし、ここも済美のエース梅原の投球術が勝り、ピッチャーゴロのダブルプレー!
チャンスを生かせません。

対する済美はそのウラ、先頭の4番・加藤がヒットで出塁、このあと2アウト2塁1塁となって8番の亀山!
この一打サヨナラのピンチをエース小林がしのぎ、試合は延長戦に突入します。

迎えたタイブレークの10回、松山商はここでもきっちりと送り2アウト2塁3塁ででキャプテン安永!
安永は初球をたたきピッチャー強襲のタイムリーヒット!2者が返り3対1、ウラの攻撃を控える済美に大きなプレッシャーを与えます。

後がなくなった済美ですが、10回ウラ、エラーで1点を返すと、1アウト1塁3塁で2番2年生の・葛原がセンターへの犠牲フライで同点、土壇場で追いついた済美はここで畳みかけファーストランナー鎰谷が盗塁成功、2アウトながらスコアリングポジションにサヨナラのランナーを送り込みます。

このあと申告敬遠で1塁2塁となり、バッターは4番・加藤の代走から出場の牛草、
この試合最初の打席。

その初球でした!
牛草はライトへのサヨナラタイムリー!

死闘を制した済美が松山商をやぶり7年ぶりの甲子園切符を掴みました。