愛媛のニュース

NEW 2025年09月01日(月 ) 18:14

「日本一名前の長い小中学校」篠山小中学校では「最後の2学期」スタート【愛媛】

県内には「最後の2学期」を迎えた学校も。

【好岡裕子校長あいさつ】
「皆さん知っている通り、篠山小中学校は令和8年度休校、令和9年度閉校となります」

愛南町にある、
『高知県宿毛市愛媛県南宇和郡愛南町篠山小中学校組合立篠山小学校と篠山中学校』

日本一名前の長い小中学校です。

校区が高知県と愛媛県にまたがっていることから、両県の自治体が共同で組合を作り、運営してきました。

ピーク時には小学生と中学生合わせて300人近くが通っていましたが、地区の少子化と過疎化にともなって年々児童生徒の数は減り、いまでは、愛媛から通う小学生3人と、両県から通う中学生6人の、合わせて9人。

今年度、3人の中学生が卒業することなどから、今年度末で休校、そして2026年度末に閉校することが決まりました。

【最後の卒業生・愛南町の中学3年生】
「あまり実感が湧かないけど、名前が長い学校が(愛媛から)無くなっちゃうので寂しいなと」

2026年の4月からは、小学生は町内の一本松小学校へ、卒業生を除く中学生は一本松中学校へスクールバスで通います。

【高知県から通う中学3年生】
「(愛媛の子どもたちは)すごく親しくフレンドリーに接してくれてすごく明るいです。寂しいけど、たまにここの(学校の前の)道を通ろうと思います」

9月7日には、地域と合同での「最後の運動会」が開かれる予定。
みんな始業式のあと、地元の人たちに披露する一輪車や応援合戦などの練習に一生懸命取り組みました。

【高知県から通う別の中学3年生】
「(卒業までに)残せるものとかみんなで協力して作ったりとか、思い出に残る遊びを、みんなでしたいと思います」

「日本一名前の長い小中学校」、残り半年を全力で駆け抜けます。