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NEW 2025年09月01日(月 ) 20:27

新居浜の強盗致傷等事件 ベトナム国籍の男は起訴内容を一部否認【愛媛】

2020年に新居浜市で発生した強盗致傷事件で、主犯格とされるベトナム国籍の男の初公判が1日あり、男は起訴内容を一部否認しました。
起訴状などによりますと、ベトナム国籍の無職の男(29)は他のベトナム国籍の男3人と共謀し、2020年6月、新居浜市宮西町のコンビニの駐車場で、市内に住むベトナム国籍の男性を刃物で切りつけ、右腕に全治およそ2週間のけがをさせました。
さらに、男性をワゴン車で連れ去り、車内でも暴行を加えるなどして脅し、現金22万円などを奪って逃げたなどとして、強盗致傷などの罪に問われています。
松山地裁で1日行われた裁判員裁判の初公判で、被告の男は「被害者を切りつけたり、刃物を突き付けたりはしていない。たたいたのも1度だけです」などと起訴内容を一部否認しました。
続く冒頭陳述で検察側は、借金の取り立てのために男性を包丁で切りつけるなど、被告は主体的に関与し、犯行は悪質だなどと主張しました。
一方弁護側は、刃物で切り付けるなどの行為はしていないなどとして、起訴内容には一部食い違いがあるなどと主張しました。
裁判員裁判は10日に結審し、16日に判決が言い渡される予定です。