ＦＣ今治高校の生徒たちが学びの成果を地元の人たちに発表し交流するイベントが今治市でありました。

ＦＣ今治高校里山校の「学びの祭典」は、いわゆる「文化祭」のようなイベントで、開校した２０２４年から半期に一度開かれています。

３回目となる今回は１期生と２期生、およそ１００人が参加し、これまでの活動などで進めてきたプロジェクトの成果を地域の人たちに発表しました。

中でも注目を集めたのは、生徒たちが自主的に立ち上げた地域活性化グループ「たねからゼミ」の発表です。

【たねからゼミ代表・畠中真知さん】
「高校生が作る、多様な人が集まるベースになるというのをコンセプトに、この拠点作りに取り組んでおります。夢を持つきっかけをつくる。提供する。そういったことをやっていきたいと思い団体を設立しました」

「たねからゼミ」はシャッターが目立つ今治の商店街の空き店舗を改修し、交流拠点をつくる活動などを続けています。

駄菓子屋やコワーキングスペースなど、子どもからお年寄りまで楽しめる交流の場を作ることで、地域全体に活気をもたらすことを目指すこの活動、今年度中のオープンを目標に拠点の整備を進めていて、クラウドファンディングなどの支援の動きも進んでいるということです。

会場を訪れた人たちは、生徒たちの熱意あふれる発表に拍手を送っていました。