砥部焼の原料・陶石の受注停止をうけて、窯元らが採石場のある山を購入する案に賛同したことがわかりました。

砥部焼の原料となる陶石は、砥部町では１５年ほど前から伊予鉱業所１社のみが採掘を担っていましたが、後継者などがいないことから１０月末で受注を停止し、砥部焼の存続が危ぶまれる事態となっています。

砥部焼協同組合によりますと５日、組合は窯元らを集めて説明会を開き、採石場のある山を組合で購入する案を提案し、出席したおよそ５０人全員が賛同したということです。

【砥部焼職人・河野玄容さん】
「組合や砥部町も含め、みんなが知恵を出し合って、途絶えることのないようにしていきたい」「いずれにしても、大きなお金が動く話ですので、なかなか大変だろうなと思っています」

組合は１１月中に臨時総会を開き、山の購入などを協議していく予定です。