NEW 2025年11月18日(火 ) 18:23
砥部焼の存続を 組合が採掘会社の事業取得へ【愛媛】
砥部焼の原料となる陶石を唯一生産していた会社が受注を停止した問題で、窯元で作る砥部焼協同組合が採掘会社の事業を取得することが決まりました。
砥部焼の原料となる陶石を巡っては、砥部町で唯一採掘していた伊予鉱業所が、後継者がいないことなどを理由に10月末で新規の受注を停止したため、砥部焼の存続が危ぶまれていました。
これを受けて18日、70の窯元で作る砥部焼協同組合は非公開で臨時総会を開き、採石場のある山など、伊予鉱業所の資産を含む事業全般を組合として取得することを、賛成多数で決定したということです。
取得額はおよそ6800万円で、理事会では会社取得に向けて、組合員に対し1口10万円の出資金を要請したということです。
【砥部焼協同組合・松田啓司理事長】
「(在庫として)持っている陶石が半年ほどしかないというところがあると思いますので、それが尽きるまでにどうにかしないといけないというのが次の目標かなと思います。
砥部陶石の良さ、手で作る良さをうたっていけたらなと思います」
【臨時総会に出席した窯元】
「今まで以上に材料に意識を持って作っていく、この先もずっと砥部焼が作れるような環境であればそれが一番いいと思います」
組合では今後、陶石の埋蔵量をボーリング調査するとともに、会社の取得に向けて具体的な協議を進める方針で、2026年の春には陶石の採掘再開を目指したいとしています。
砥部焼の原料となる陶石を巡っては、砥部町で唯一採掘していた伊予鉱業所が、後継者がいないことなどを理由に10月末で新規の受注を停止したため、砥部焼の存続が危ぶまれていました。
これを受けて18日、70の窯元で作る砥部焼協同組合は非公開で臨時総会を開き、採石場のある山など、伊予鉱業所の資産を含む事業全般を組合として取得することを、賛成多数で決定したということです。
取得額はおよそ6800万円で、理事会では会社取得に向けて、組合員に対し1口10万円の出資金を要請したということです。
【砥部焼協同組合・松田啓司理事長】
「(在庫として)持っている陶石が半年ほどしかないというところがあると思いますので、それが尽きるまでにどうにかしないといけないというのが次の目標かなと思います。
砥部陶石の良さ、手で作る良さをうたっていけたらなと思います」
【臨時総会に出席した窯元】
「今まで以上に材料に意識を持って作っていく、この先もずっと砥部焼が作れるような環境であればそれが一番いいと思います」
組合では今後、陶石の埋蔵量をボーリング調査するとともに、会社の取得に向けて具体的な協議を進める方針で、2026年の春には陶石の採掘再開を目指したいとしています。







