愛媛県内で１２月に確認された特殊詐欺などの被害総額が３億円を超えたことがわかりました。
中でも、伊予市に住む男性は今年確認された被害の中で最高額となる９７００万円をだまし取られたということです。
県警組織犯罪対策課によりますと、２０２５年１２月に県内で確認された特殊詐欺やＳＮＳ型投資・ロマンス詐欺の被害は合わせて２３件、総額は３億２０００万あまりで、今年、１カ月間に確認された被害の総額としては最高額となりました。
伊予市に住む３０代の会社員の男性のケースは実在する日本人の有名投資家を名乗るアカウントなどで構成されたＳＮＳグループを信用してメンバーに加入。
そのメンバーから指定された投資サイト上でインターネットバイキングを使い指定された複数の口座に１７回にわたって振込み、今年確認された特殊詐欺などの被害額として最高の９７００万円をだまし取られたということです。
県内の特殊詐欺やＳＮＳ型投資・ロマンス詐欺における今年１年での被害総額は１５億円を越えていて特に、ＳＮＳ型の詐欺では１件の被害額が大きい傾向があり警察では、ＳＮＳで知り合った相手と一度も会わないまま投資話を持ちかけられるなどした場合は詐欺を疑うよう呼びかけています。