７日に小学生が溺れて亡くなった西条市の加茂川で、現場の近くに９日、水難事故防止を呼びかける看板などが設置されました。

看板が立てられたのは西条市中野のトリム公園です。
市では２０１２年７月に加茂川上流でお泊り保育中だった当時５歳の園児が川に流され亡くなった事故を機に、毎年この時期、水難事故防止を呼びかける看板を市内の河川沿いに立てています。

トリム公園では７日、遊びにきていた新居浜市の小学５年生の女の子（１０）が公園の前の加茂川で溺れて死亡する事故が起きました。
市はこれを受けて「急な増水に注意」などと書かれた看板を設置したほか、急きょポスターを制作し掲示しました。
ポスターには大きな文字で「ストップ！水難事故」と書かれ、大人と一緒に行動することやライフジャケットの着用を呼びかける内容となっています。
また地元のアウトドアショップの経営者が作った加茂川の危険箇所などをまとめたマップもあわせて張り出されました。

【西条市危機管理課　玉井秀幸課長】
「再び痛ましい事故が起こらないように、海や川のレジャーを楽しむ方にはあらかじめ行き先の情報をしっかりと収集してもらい、ライフジャケットを必ず着用するなどの万全の安全対策をとってもらいたいです」