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2024年07月12日(金 ) 19:49

「処分には納得できない」県警パワハラ警視に戒告処分【愛媛】

愛媛県警察本部の50代の男性警視が12日、部下に対するパワハラで戒告の懲戒処分を受けました。
警視は自身のパワハラ行為について否定している一方、過去にも同様のパワハラで処分されています。
県警監察官室や関係者によりますと、男性警視は中予地区の警察署で管理職ポストを務めていた今年1月から2月にかけて、休暇を申請してきた部下に対して「わしが旅行でおらんときになんで休暇をとるんぞ」などと理不尽にまくしたてました。
部下は男性警視が旅行に行くことなど全く知らなかったということです。
別の日には同じ部下に対し、紙ファイルを投げ返したり、同僚と比較するなどして必要以上に叱責するなど、不適切な言動を繰り返したとされています。
周囲からの申し出によって発覚したということで、県警察本部はこれらをパワハラ行為として認定。
12日付で戒告の懲戒処分を受けました。
男性警視は聞き取りに対し「異動の時期まで気を引き締めるという意味で厳しくしたまでで、言動がパワハラだといわれるのは納得できない」などとパワハラの認定については完全に否定しています。
この男性警視は2020年にも複数の部下に対して必要以上に厳しく叱責するなどしたとして本部長訓戒処分を受けていて、当時の聞き取りに対し「ぬるい空気を引き締めるためにやった」などと話していました。