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NEW 2024年09月04日(水 ) 18:54

松山総合公園で相次ぐネコ“不審死” 公園利用者らに不安広がる【愛媛】

市民の憩いの場となっている松山総合公園でネコの虐待が疑われる事案が相次ぎ、公園の利用者らに不安が広がっています。
地元で地域ネコの保護活動などに取り組むボランティア団体の関係者によりますと、先月27日の午前6時半ごろ、公園内の散歩道で体の2カ所に枝が刺さった状態で死んだ1匹の猫が見つかったということです。
発見場所は大型の遊具などがあるエリアから直線距離で約400m離れたところで、その半径150mの範囲では先月、ネコの虐待が疑われる事案が相次いでいます。
先月3日と8日には顔を傷つけられたようなネコの死体がそれぞれ見つかり、先月16日にはロープで木に縛り付けられていたネコも発見されましたが、このネコはボランティア団体に保護されました。
こうした団体などによれば先月中旬以降、姿の見えなくなったネコが複数いるということです。
発見現場の近くをよく散歩するという男性は「2、3日前その話を聞いた。誰がそんなことをしているのか。いいことではない」と眉をひそめます。
また、夫や子どもと公園を訪れた母親は「うちもネコを飼ってるので怖い。絶対子どもから目は離せない。外には夫がいる時に出ようと思う」と不安を口にしていました。
警察は先月27日に見つかったネコの死因などを調べていて、一連の事案について事件性を視野に捜査を進めています。
また、松山市は物の動きに反応するカメラを2台設置し、監視を強めています。