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NEW 2024年10月02日(水 ) 17:53

値上がりの秋は卵にも…街の人は?【愛媛】

県内でも観測史上最も暑い9月となるなど異例の暑さが続いていますが、この暑さの影響で物価の優等生といわれる卵の値上がりが続いています。

JA全農たまごによりますと、今年1月に181円だった卸売価格は春以降、落ち着きかけたものの、夏から再び上昇傾向へ。

この9カ月あまりでおよそ1・5倍、現在は270円となっています。

こうした状況に松山市内の店舗を訪れた買い物客からは「値上がりしたら痛いですね」「卵料理は減ってはいるが、子供がオムライスが好きなので作ってあげたい」といった声が聞かれました。

価格高騰の理由について、県内のスーパーなどに卵を卸すJAえひめフレッシュフーズによりますと、記録的な暑さで鶏が夏バテになり産卵数が大幅に減少。

そこにハンバーガーなどのお月見商戦で卵の需要が増えたことから価格が高騰しているといいます。

そんな中、松山市内の産直市ではお店の利点を生かして、できるだけコストカットして販売しているほか、大きさや殻の厚みなどで規格外となる商品を扱い、特に人気を集めているといいます。

10月に入っても下がらない気温。卵の価格はいつ下がるのか?

JAえひめフレッシュフーズでは、今後11月にかけて価格は次第に落ちついてくるとみていますが、12月になると、クリスマスやお鍋などで需要が増える傾向にあるため、高止まりするとみています。