地球温暖化のもとになる、二酸化炭素などの排出ゼロを目指す、脱炭素化について学ぶ出前環境教室が、１９日、新居浜市の小学校でありました。
この環境教室は、脱炭素化に取り組む愛媛県と日産グループ、日本航空が共同で開きました。
中萩小学校の５年生約１３０人が参加し、脱炭素化の取り組みやその重要性を学ぶ講座と、電気自動車を実際に使って仕組みや活用法を学ぶコースを体験しました。
講座では、日本航空のパイロットが温暖化でアラスカの氷河が減っている様子を伝えたり、環境にやさしい燃料を使う取り組みなどを紹介しました。
一方、日産グループからは電気自動車をモデルにしたミニカーが教材として提供され、児童らは手動で電気を作り出してミニカーを走らせ、電気自動車の仕組みを楽しみながら理解していました。
このほか校庭では、電気自動車に乗ってガソリン車との違いを体感したり、住宅のミニチュアを使って電気自動車が走るだけでなくいざというときの電力供給の役目も果たせることを学んでいました。
日産グループなどは今後も次世代の子供たちに向けて脱炭素化の環境教育を進めたいとしています。