NEW 2024年11月22日(金 ) 17:11
「無銭飲食」に問われた被告に無罪判決 松山地裁【愛媛】
松山市のスナックで無銭飲食したとして詐欺などの罪に問われた男性に21日、無罪判決が言い渡されました。
男性は逮捕からおよそ1年半にわたって身柄を拘束されていました。
判決などによりますと、住所不定・無職の59歳の男性は去年5月、松山市二番町のスナックで代金2万5000円を払わなかったなどとして、詐欺などの罪に問われていました。
これまでの裁判では、男性が当時、所持金を認識できる状態だったか、支払う意思があったかどうかが争われていました。
21日に松山地裁で判決公判があり、渡邉一昭裁判官は、男性は当日、別の無銭飲食事件の服役を終えて出所したばかりだったと明らかにしたうえで、当時の所持金は5200円ほどで、入店当初の料金は支払い可能な状態だったと認め、支払う意思がなかったとは断定できないとしました。
そのうえで、逮捕時の状況などから「既に相当程度酔っていた可能性があり、故意が認められない」として無罪を言い渡しました。
男性は逮捕からおよそ1年半にわたって身柄を拘束されていて、判決を受け、担当弁護士は「適切に判断いただけて安心した」とする一方、松山地検の寺尾智子次席検事は「内容を十分検討し適切に対応したい」としています。
男性は逮捕からおよそ1年半にわたって身柄を拘束されていました。
判決などによりますと、住所不定・無職の59歳の男性は去年5月、松山市二番町のスナックで代金2万5000円を払わなかったなどとして、詐欺などの罪に問われていました。
これまでの裁判では、男性が当時、所持金を認識できる状態だったか、支払う意思があったかどうかが争われていました。
21日に松山地裁で判決公判があり、渡邉一昭裁判官は、男性は当日、別の無銭飲食事件の服役を終えて出所したばかりだったと明らかにしたうえで、当時の所持金は5200円ほどで、入店当初の料金は支払い可能な状態だったと認め、支払う意思がなかったとは断定できないとしました。
そのうえで、逮捕時の状況などから「既に相当程度酔っていた可能性があり、故意が認められない」として無罪を言い渡しました。
男性は逮捕からおよそ1年半にわたって身柄を拘束されていて、判決を受け、担当弁護士は「適切に判断いただけて安心した」とする一方、松山地検の寺尾智子次席検事は「内容を十分検討し適切に対応したい」としています。