NEW 2025年01月31日(金 ) 17:51
松山コインランドリー殺人で男に懲役21年の実刑判決 地裁が“完全責任能力”認める【愛媛】
松山市のコインランドリーで面識のない高齢の女性を殺害したとして、殺人などの罪に問われた男に31日、懲役21年の実刑判決が言い渡されました。
判決文などによりますと、松山市河野中須賀の無職 中川晃成被告(23)は2023年2月、自宅近くのコインランドリーで松山市久保の中川千代子さん(当時71歳)の背中と胸を包丁で刺し殺害しました。
これまでの裁判員裁判では、精神障害があったとされた中川被告に完全責任能力があったかどうかが争点となっていました。
31日の判決公判で松山地裁の渡邉一昭裁判長は、被告の精神障害の影響は認めたうえで、被告は犯行を何度も思いとどまり、犯行当日もしばらく迷った後で犯行に及んだなどとして「善悪の判断に従って行動をコントロールする能力が著しく低下していたとはいえない」としました。
そのうえで「動機は身勝手というほかなく、犯行も無差別的で悪質性が高い」などとして、懲役22年の求刑に対し懲役21年の実刑判決を言い渡しました。
判決文などによりますと、松山市河野中須賀の無職 中川晃成被告(23)は2023年2月、自宅近くのコインランドリーで松山市久保の中川千代子さん(当時71歳)の背中と胸を包丁で刺し殺害しました。
これまでの裁判員裁判では、精神障害があったとされた中川被告に完全責任能力があったかどうかが争点となっていました。
31日の判決公判で松山地裁の渡邉一昭裁判長は、被告の精神障害の影響は認めたうえで、被告は犯行を何度も思いとどまり、犯行当日もしばらく迷った後で犯行に及んだなどとして「善悪の判断に従って行動をコントロールする能力が著しく低下していたとはいえない」としました。
そのうえで「動機は身勝手というほかなく、犯行も無差別的で悪質性が高い」などとして、懲役22年の求刑に対し懲役21年の実刑判決を言い渡しました。