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NEW 2025年04月23日(水 ) 16:30

今治の山火事 発生から1カ月 市が被災者支援へ補正予算【愛媛】

今治市の山火事発生から23日で1カ月です。
今治市は23日、被災者の生活再建支援などにあてるため総額およそ6900万円の補正予算を編成し、専決処分したと発表しました。
補正予算では、▽全焼した住宅などの解体撤去費用の補助金として1000万円、▽全焼した事業用建屋などの解体撤去費用の補助金として2100万円、▽住宅が全焼した被災者向けに貸し付けられる援護資金として1750万円などが計上されています。
援護資金の貸付は全焼住宅1件あたり350万円、解体撤去費用の補助は住宅の全焼の場合一世帯あたり100万円までなど、それぞれ上限や限度額が設けられています。
また4月21日現在、被災者に渡される義援金がおよそ3900万円余り寄せられたほか、ふるさと納税を利用するなどして市や各種団体への支援金が4300万円余り集まっていて、義援金は今後、市の配分委員会で配分額を決め、被災者に渡されるということです。
会見した徳永繁樹市長は現場は火事で保水能力が低下していて、土砂災害など二次災害の危険性が高まっているとして、梅雨を控え、危険個所への土のう設置など、早急に応急処置をするとし、地域住民には通報や早めの避難を求めました。
また、野焼きやたき火といった火の取り扱いに関して、何らかのルール作りを検討する意向を示しました。