愛媛のニュース

NEW 2025年09月10日(水 ) 18:49

砥部町のオーベルジュ 名称変え新たにオープン【愛媛】

砥部町内のリゾートホテルが新たに生まれ変わってオープンしました。
地域資源を引き出すブランディングとは?

通谷池を一望できる砥部町のホテル「TOBEオーベルジュリゾート」。

山形に本社を置くローカルリゾートを経営者に、9日から「時地人-JIJIJIN-Matsuyama」として再出発しました。

【ローカルリゾート山中大介CEO】
「このホテルは、地方に眠る宝ではなくて、世界が実際に知り体感できる宝にしなければならない」

これまで地域にある観光資源を掘り起こし、体験価値を生み出してきたというローカルリゾートが砥部に進出した理由は…。

【ローカルリゾート山中大介CEO】
「たまたま数年前にこの施設に来た時に、ホテル・環境・地域・瀬戸内や愛媛といったローカルなポテンシャルをものすごく感じまして」

マーケティングによる勝算があったわけでなく、直感的に自然と調和するアートのようなホテルに魅了されたといいます。

10室ある客室はすべて50平米以上。
1泊夕・朝食付で1人6万6000円からと、これまでと変わらず高価格帯のため、宿泊してもらえるようなブランディング力が試されていくとしています。

特別感を演出するため、レストランでは瀬戸内海で獲れた魚介類や地元で獲れた野菜などを使って「ここでしか味わえない」ような料理を、砥部焼などのこだわりの器で提供します。

こうした取り組みに自治体も期待を寄せます。

【砥部町 古谷崇洋町長】
「動物園とか、こどもの城には多くの方が来ていただいているんですけど、その人たちがプラスα、砥部の奥の方までまわっていただいているかというとそうじゃない、そこの課題を解決することに、この時地人の存在は大きな影響を与えるんじゃないかなと思います」

【ローカルリゾート山中大介CEO】
「地方・地域の人にとっての当たり前は、世界から見ると非日常であり、世界から見ると価値である。経年劣化ではなく、経年ごとによくなっていくような取り組みを継続していきたいと思っています」