全国で累計１００万人以上が来場した、人気絵本作家・ヨシタケシンスケさんの巡回展が、２０日から県歴史文化博物館で始まります。
【ヨシタケシンスケさん】
「こういう考え方があるかもね、こういうふうに捉えてもいいよねって可能性を広げる、いろんな視点を提案する。それを一つの言葉で言い換えると『かもしれない』、そういうこともあるかも知れないし無いかも知れない、そういうことをずっと絵本としてやってきたんだなと」
西予市宇和町の県歴史文化博物館に訪れたのは、絵本作家のヨシタケシンスケさん。
２０１３年に出版した初めての絵本「りんごかもしれない」は累計で４０万部を超え、著書の累計発行部数は世界で１０００万部以上と日本で今もっとも人気のある絵本作家の１人です。
巡回展「ヨシタケシンスケ展かもしれない」はヨシタケさんの初めての大規模展覧会で、これまでの累計来場者数は１００万人を超えています。
愛媛会場は県歴史文化博物館と愛媛朝日テレビの主催で、四国では初の展覧会で２０日から始まります。
【ヨシタケシンスケさん】
「４０歳を過ぎて絵本作家に初めてなって、そこから１０年経って展覧会をして全国いろんな人に見てもらえるようになった、そういう人もいるんだよ、世の中なにがあるか分からないよねっていうことを、見てるあなたにも将来なにが起きるか分からないよっていうことを持って帰ってもらえたら」
会場には絵本の発想の源となる約２５００枚のスケッチのほか学生時代の作品や私物コレクションなど合わせて４００点以上が展示されています。
また、絵本の世界を体感できる仕掛けも。
愛媛会場でしか手に入らないヨシタケさんデザインのミニチュアミカン箱・「みかん箱かもしれない」も販売されています。
「ヨシタケシンスケ展かもしれない」は県歴史文化博物館で１１月２４日まで開かれます。