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NEW 2025年10月01日(水 ) 19:28

「親と離れて過ごすのも大事かな」 こども誰でも通園制度・松山市でスタート【愛媛】

保育士と一緒におもちゃで遊んだり、体を動かす子どもたち。
保育園の分室内ですが、この日来ていた子どもたちは普段、保育園には通っていません。
子どもたちは「こども誰でも通園制度」を利用して通園。
全国では来年度から始まる制度ですが、松山市では1日から始まりました。
保育園などに通っていない生後6カ月から満3歳未満の子どもが対象で、家庭で得られない経験を通じて子どもの育ちを応援することを目的とします。
午前11時30分。
2時間半の保育時間が終わり、お母さんたちが迎えにやってきました。
【利用した保護者】
「ちょっと親と離れて過ごす時間も大事かなと思って通うようにしました。預ける前はちょっと心配だったんですけど、いっぱい遊んでたみたいでよかったです」
「ゆっくり朝ご飯を食べさせてもらってあとは家のことをゆっくりしてリフレッシュできました。体を思いっきり動かしてお友達とか先生方と楽しく過ごせたらいいなと思います」
【味生保育園分室チーフリーダー・松尾雅美さん】
「家庭では味わえない環境であったりとか専門的な知識を持った保育士との関わりっていうのはいろいろな刺激を与えられると思いますので、それが(子どもの)成長につながると考えております。子どもの育ちを応援する仕方ってたくさんあると思うんですけどお母さんとの信頼関係を作って一緒に子育てしていこうっていう気持ちを伝えていけたらと思います」
こども誰でも通園制度は、1人1時間あたり300円以内で利用でき、月10時間の枠内で時間単位の利用となりますが、オンラインで認定申請を行い利用登録をした後、利用したい施設で事前面談が必要です。
松山市では1日現在、11カ所で制度の利用が可能で、1日までに252人が利用登録を行っているということです。