NEW 2025年10月30日(木 ) 17:35
松山の嘱託殺人 夫を窒息死させた妻に執行猶予付きの有罪判決【愛媛】
6月、松山市の自宅マンションで夫本人から依頼を受け、夫を窒息死させた嘱託殺人の罪に問われている妻に執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。
判決などによりますと、妻(39)は6月30日ごろ、松山市の自宅で夫(当時35)から「先にやって」などと依頼を受け、ヘリウムガスボンベの先端を取り付けた袋を夫の頭にかぶせ窒息死させた、嘱託殺人の罪に問われていました。
これまでの裁判で検察側は「人命を軽視した短絡的な犯行」などと拘禁刑3年を求刑し、弁護側は「被告はうつ病だった」としたほか「夫が自殺することを決めて道具を用意した」などと執行猶予付きの判決を求めていました。
30日の判決公判で、松山地裁の高場理恵裁判官は「夫を通院させることなく心中を決意し、夫に言われるままに殺害したもので、短絡的」とした一方で「被告にはうつ病の影響があり、心中も夫に主導されてのもので、意思決定への非難は相応のものにとどまる」などとして、妻に拘禁刑3年・執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。
判決などによりますと、妻(39)は6月30日ごろ、松山市の自宅で夫(当時35)から「先にやって」などと依頼を受け、ヘリウムガスボンベの先端を取り付けた袋を夫の頭にかぶせ窒息死させた、嘱託殺人の罪に問われていました。
これまでの裁判で検察側は「人命を軽視した短絡的な犯行」などと拘禁刑3年を求刑し、弁護側は「被告はうつ病だった」としたほか「夫が自殺することを決めて道具を用意した」などと執行猶予付きの判決を求めていました。
30日の判決公判で、松山地裁の高場理恵裁判官は「夫を通院させることなく心中を決意し、夫に言われるままに殺害したもので、短絡的」とした一方で「被告にはうつ病の影響があり、心中も夫に主導されてのもので、意思決定への非難は相応のものにとどまる」などとして、妻に拘禁刑3年・執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。







