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NEW 2025年11月03日(月 ) 12:40

宇和島市吉田町で秋祭り 伝統の「卯之刻相撲」を奉納【愛媛】

宇和島市吉田町の秋祭りが3日あり、伝統の「卯之刻相撲(うのこくずもう)」が奉納されました。

吉田秋祭(よしだあきまつり)は350年以上の歴史があるとされ、五穀豊穣や無病息災などを願って毎年11月3日に開かれています。

現在の時刻で午前5時から7時にあたる「卯の刻」には、まわし姿の力士ではなく、紋付き袴を身に着けた男性が神様に相撲を奉納する「卯之刻相撲」が行われます。

【取り組み】
「相撲の華じゃ、相撲の華じゃ」

取り組みは6回行われますが、これからも行事を続けていきたいという願いから、全て引き分けに。

最後の取り組みの途中には行司が勝負を止め、勝敗は来年に持ち越されます。

【最後の取り組み】
「御名人、御名人、この相撲、明年まで行司預かりといたす~」

【地元・吉田町から見に来た女性】
「見てるのは楽しいし、なにか清められる感じがします」

【卯之刻相撲保存会・赤松邦美会長】
「少子高齢化でだんだん(卯之刻相撲に)関わる人も少なくなって、いろんな意味で大変なことが出てきてるんですけど、知恵を出し合って、継続してやれるように出来る限り尽力していきたい」