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NEW 2025年11月06日(木 ) 18:08

今年県内で2人死亡 踏切内の事故を想定した脱出訓練【愛媛】

県内では今年、踏切内の事故で2人が死亡しています。

そのような中、松山市内では踏切内の事故を想定した訓練が6日に行われました。

訓練は踏切内に閉じ込められた想定で、味酒小学校の5年生が参加しました。

子どもたちは、踏切の警報器が鳴っている時や遮断機が下りている時は踏切を横断してはいけないなど、正しい利用方法を学びました。

また、車ごと踏切内に閉じ込められたときの脱出体験も。

非常ボタンや発煙筒で、電車に緊急事態を知らせることなども教わりました。

【参加した小学5年生女子児童】
「踏切に閉じ込められたら、非常ボタンを押したり、火をつけて危険を知らせることがわかったので、これからもその知識を活かしていきたいなと思いました」

県警によりますと、今年に入って県内では、松山市安城寺町のJR予讃線の踏切内で2件の人身事故が起こり、車いすに乗っていた40代の女性と歩行中だった80代の男性が死亡しています。

警察などでは、踏切内では立ち止まらず、もしものときは落ち着いて対応するよう注意を呼びかけています。

【四国運輸局安全指導推進官・大野隆之さん】
「パニック等になる可能性はありますので、そういったときに子どもが、こういったことができるよっていう一言を伝えるだけでも」「そういった知識を、まずは広げていただくというところが大事なのかなと思う」