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NEW 2025年11月10日(月 ) 20:32

「もっと早く壁がなくなってほしかった…」年収の壁引き上げで愛媛は

12月から所得税に関連する壁が160万円に引き上げられますが、社会保険料など複数の壁が立ちはだかる中で、働き控えは解消されるのでしょうか。愛媛県民の声を聞きました。
【アルバイト学生】
「(年収の上限上がったらシフトを)入れるだけ入れるので、みんなやっぱ結構働く日数とか、バイト兼ねたりとかいろいろするんですかね」
年末調整のこの時期。
パートやアルバイトが気にしているのが「年収の壁」です。
「年収の壁」とは、一定の年収を超えると所得税の課税対象となったり、扶養から外れ、社会保険料の支払いが発生する境界線のことを言い、制度ごとにその年収は違っています。
世帯によっては手取りが減ることを避けようと働き控えが起こります。
そんな中、法改正で12月から所得税が非課税となる年収が、現在の103万円から最大160万円に引き上げられます。
【個人事業主の女性】
「(働く日数を)増やしたいなって思いますよね。働けるだけね、収入も増えますしね」
【アルバイト学生】
「(103万円を)意識してシフトは希望出したりしてますし、うちの店長がそこも学生さんだったら特に考えてシフト組んでくれたりもするんで」
県内にはパートやアルバイトが約14万人いますが、11月、IRC(いよぎん地域経済研究センター)が発表した調査結果では、現在、パートとアルバイトの年収は103万円未満が一番多く、年収の壁を意識するなど、約3割が就業調整をしているといいます。
【育休中の主婦】
「(学生時代は)103万に合わせて最後10月、11月、12月は調整してもらってたんで、店長さんとかに。もっと早く103万の壁はなくなってほしかったなって思います」