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NEW 2025年11月25日(火 ) 20:12

今年から女の子も「稚児の土俵入り」 西予市で伝統の「乙亥大相撲」開幕【愛媛】

西予市野村町で伝統行事の「乙亥大相撲」が25日開幕し、大勢の相撲ファンで賑わっています。

西予市野村町のシンボル、乙亥会館で25日から始まった乙亥大相撲は、火事除けを祈願して神社に相撲を奉納したのが始まりとされ、およそ170年の歴史があるとされています。

一番の魅力は、日本で唯一、プロとアマチュアの取り組みが見られること。

25日の初日も、アマチュアの選手がプロの力士に果敢に挑み、実力を試していました。

【観客の女性】
「東京の方にも行けないからもう久しぶりに(来られて)うれしい」

【外国人女性】
「楽しい楽しい!」「初めて相撲を見る」「ベリーエキサイティング!」

また無病息災などを願う「稚児の土俵入り」では、今年から女の子の申し込みも可能になり、九州場所を終えたばかりの、地元・西予市出身の風賢央関と熱海富士関が、去年8月以降に産まれた赤ちゃんを抱えて四股を踏み、健やかな成長を祈りました。

【参加した女の子と母親】
「女の子も今年から初めて(土俵に)上がれるということだったので、一緒に記念に」

【参加した女の子と母親】
「(力士が)大きくて迫力がありました。うれしかったです」「笑顔いっぱいの元気な女の子に成長してほしい」

乙亥大相撲は26日も行われ、相撲の町・野村町はこの2日間大いに盛り上がります。