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NEW 2025年11月28日(金 ) 18:23

街で拳銃が暴発した事件、警察の初期対応は…

今年5月に松山市の買い取り専門店で、モデルガンとして買い取った物が暴発する事件がありました。

その後の捜査で、暴発したのは本物の拳銃だったことが分かりました。

ただ、警察は以前に親族から処分の相談を受けていて、その際持ち込まれたものをモデルガンと判断していたということです。

今年5月27日、松山市の買い取り専門店でモデルガンとして客から買い取った品物が暴発し、弾が店内のパーテーション1枚を貫通する事件がありました。

幸いケガ人はいなかったものの、警察では本物の拳銃である可能性があるとみて鑑定と捜査を進めていました。

その後の捜査で、モデルガンとして買い取られた品物の中に本物の拳銃があったことが判明。

警察によりますと、拳銃の所有者は事件に関係なくすでに亡くなっていて、親族が遺品を整理中に拳銃を見つけました。

その後、親族は松山南警察署へ処分の相談に訪れましたが、対応した当直の警察官は、鑑定にまわすことなくモデルガンと判断したということです。

持ち込まれた際の記録も残していませんでした。

暴発事件はその10日後、松山市内にある買い取り専門店で起きました。

警察は28日、銃刀法違反の疑いがあるとして、松山市の80代の男を容疑者死亡で書類送検しました。

警察は担当だった当直警察官の対応は不適切だったと認め、「職員に対する指導教養を徹底する」などとしています。