愛媛のニュース

NEW 2025年12月03日(水 ) 19:12

JAFに聞く!寒さに備えて事故を起こさない対策とは【愛媛】

寒くなるこの時期、車に関する3つの注意点をJAFに聞きました。

一つ目は「フロントガラスの凍結」

【JAF愛媛支部ロードサービス隊松山基地・西崎直哉主任】
「(ガラスに)布をかけたりとかボディーカバーをかけたりすることで、凍結防止をすることができます。(車に)お湯をかける行為は、冷たいものから急に熱くなるのでフロントガラスには良くないし、ボディーの塗装も傷めてしまう恐れがあります」

では、凍結した時の対処法は?

【西崎主任】
「車についている機能の、空調で凍結を溶かすことができます。まず室内循環のボタンを押して、空気の流れが車内だけになります。その後、フロントと書いてあるデフロスターの機能のボタンを押してください。なるべく温度を上げていただいて、風量ボタンをマックスにしていただくと、早く凍結を溶かすことができます」

(Qワイパーを動かしてもいい?)
「できれば、フロントガラスの氷が溶けてから動かしてもらったほうがいいです。ワイパーのプレートが切れたりすることがありますので」

2つ目の注意点は「リモコンの電池切れ」

【西崎主任】
「リモコン電池で使われている電池はリチウムで、寒さに弱い電池です。それが原因で、ドアが開かなかったり、エンジンがかかりにくかったりすることがあります。反応が悪い場合、早めに電池の交換をしていただいたらと思います」

最後は「路面の凍結」です。

【西崎主任】
「特に温度が低くなる、橋の上とかトンネルの出入口は、十分注意して走行していただいたらと思う。タイヤはスタッドレスタイヤに交換していただけたらと思います」

日本自動車タイヤ協会によりますと、凍結した路面でブレーキを踏んでから停止するまでの距離は、ノーマルタイヤがスタッドレスタイヤよりも1・56倍長くなったということです。

ただタイヤを付け替える時間がない場合、こちらの布製のタイヤチェーンが便利。

使い方は…。

【西崎主任】
「まず駆動輪を確認していただいて、かぶせていきます。半分くらい被せたところで車を前進させます。残った部分は後ろにかけていきます。これで装着完了となります」

「あしたかなり寒くなる予報が出ているので、簡単に準備できるアイテムではないかなと思います」

凍結した路面でスリップを防ぐ効果が期待でき、県内の自動車販売店などで購入することができます。

それでも困ったことが起きた場合は…。

【西崎主任】
「JAFに連絡いただくと、車に関するトラブルならすべてお伺いしますので、遠慮せず呼んでいただいたら」