松山市は来年１月から、林野火災に関する注意報と警報の運用を始めることにしました。

市が２３日の定例会見で明らかにしたもので、今年２月に岩手県で発生した大規模な林野火災を受け、国が全国の市や町に通知していました。

それによりますと、▽前３日間の合計降水量が１ミリ以下かつ前３０日間の合計降水量が３０ミリ以下、▽前３日間の合計降水量が１ミリ以下で乾燥注意報が発表されている場合の、どちらかに当てはまる時に、林野火災に関する注意報が出されます。

また、林野火災に関する警報は、この条件に加えて、強風注意報が発表されている時に出されます。

対象区域は町単位で出され、区域内ではたき火や火遊びなどをしないことが求められ、警報が出ている時に違反した場合は３０万円以下の罰金または勾留が科せられます。

林野火災に関する注意報や警報は防災行政無線や防災メールなどで周知することにしていて、野志市長は「林野火災は発生すると被害が広範囲に及ぶ危険があるため、日頃から火の取り扱いに十分注意してほしい」と呼びかけています。