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NEW 2026年06月22日(月 ) 20:15

「大街道・銀天街」再生への道は?【愛媛県】

松山市中心部の商店街では、空き店舗が課題となる中、「まち」はどうすれば再生できるのか。ヒントを探ります。

【40代男性】
「やっぱ何か目的があってじゃないと(大街道や銀天街には)来ないかなあって」

IRC=いよぎん地域経済研究センターが今年3月、松山市民500人を対象に行ったインターネットによるアンケート調査によりますと大街道・銀天街に行く回数が「年に1回から2回以下」と答えた人が全体の42・6パーセントを占め最も多くなりました。

行かない理由については、「駐車場の料金がかかる」が52・5パーセントと最も多く次いで「駐車場・駐輪場が不便」が44・5パーセント。

駐車場の問題が、利用する回数が増えない背景にあることを示しています。

【40代男性】
「行きやすいのはエミフルかな、やっぱり。(理由は)子どもが遊べるところが多いかな。おもちゃ屋さんもあるし、映画館もあるし」

駐車場の料金の問題以外にも家族で楽しめるような施設がほとんどなくなったことも影響しているようです。

一方で、アンケート対象の1割あまりにあたる「週1回以上行く人」に対して、よく行く理由を尋ねたところ「仕事や学校のついでに立ち寄れる」と答えた人が53・2パーセント。

大街道や銀天街に行く目的を複数回答で聞いたところ「買い物」が50パーセント「飲食」が47・7パーセントと大半が買い物や飲食でした。

ただ…。

【高齢の夫婦】
夫「けっこう来ますよ。お散歩に。うちは東雲町で、城山の前やからね。だから、こう行って、市駅ぐらいまで行って、ちょうどいいんですよ。距離的に」

妻「雨が降って大丈夫でしょ。これから熱中症になるから、この通り行けば、涼しくいって帰れるでしょ」

夫「もう歳だからね」

目的の回答の中には「通り抜け」が30・2パーセント「散歩」も10・7パーセントあり訪れはするものの、目的もなく通り過ぎるだけという実態もありました。

街を楽しめるような魅力が必要です。

【40代の父親と娘】
父「もっと、にぎわっているというか、ブランドとか、いろいろ入っていたらとか、してくれたら、来やすいような気はしますよね」

一方で、車を使って郊外の大型施設に行くことが難しい小学生にとっては…。

【40代の父親と娘】
娘「スペース(という店)とか、私たちが入れるところがたくさんあるので、みんなで友だちと来たりできるから(大街道や銀天街は)楽しいです」

さらに、こんな声も…。

【40代の女性】
「なんかもっと昔ながらの商店街だったらいいなあって思います。八百屋さんとか、魚屋さんとか、お肉屋さんとかがあったらいいなあって思います」商店街には食料品を扱う店が少なくなっています。

アンケート対象の1割ほどからは「住居や生活に必要な施設が集まる住みやすいまちづくり」を求める声もあります。

こうした実態に商店街の関係者は…。

【松山中央商店街連合会 藤堂幸司会長】
「松山に限った話ではなく、全国的にアーケードの物販商店街という物自体が時代の流れの中で経営が難しくなってきていることは確かです。魅力的なお店を誘致するとか空き店舗対策で埋めるだけでは済まないような状況になっています」

松山市によりますと、先月時点での空き店舗率は大街道が14.29%、銀天街が26.34%となっています。

この現状については…。

【藤堂会長】
「商店街というスタイルが本当に今必要なのか、ただこのシーズンの土曜夜市の人手を見ていると、ここに集約できるだけのパワーは持っている街だと思いますし。未来にどんな形が本当にいいのか。ショッピングビルを建ててという時代ではありませんし、松山らしさをしっかり見せた上での未来をみていきたいなと思います。

「GET!」跡地を含む銀天街「L字地区」の再開発についても硬直化しています。

【藤堂会長】
「このエリアはこうあるべきだというのを、それこそJR(松山駅周辺の再開発)もそうですけど、JRの周りは本来こういうものがあったらいいよ、道後はこういう存在だよっていうのをちゃんと全部トータルで絵をかいて、必要なもの、いらないものは間違いなくあるので」

閉まった店や空き地も目立つ中心地の商店街。
その魅力を高め、どう人を呼び込むか。
大きな課題となっています。