１２日に松山城の城山で発生した土砂災害の影響で休止していた松山城が３１日から再開しました。
およそ３週間ぶりに再開したのは、ロープウェーや松山城の天守などです。
松山市は当初、再開まで１カ月ほどかかると見込んでいましたが、安全性が確認されたとして予定を前倒ししました。
ロープウェーのオープン前から並んでいた観光客は「さっき再開を聞いたんですよ。あきらめてしまなみを渡って道後でお風呂に入って帰ろうかなと思っていたのですけど」と興奮気味に話します。
また、松山城では、朝から多くの観光客が天守まで登り、街を見渡す雄大な眺めを楽しんでいました。
施設が休止している間、地元の商店街では、観光客が激減していましたが、今回の再開にあわせたイベントを検討していて、さらに、にぎわいを生み出したいとしています。
【松山ロープウェー中央商店街振興組合・向井英樹理事長】
「お盆って言うと観光客もかなり増えてくる時期ですので少しでも多くのインバウンド、外国人、そして国内の観光客が松山市の商店街に訪れていただきたいなと思います」
一方で、土砂崩れが起きた斜面の頂上付近などは現在も立ち入り禁止が続いています。