いま、久万高原町のある会社が、ＳＮＳで大きな話題になっています。
フォロワー数は、およそ１週間で町の人口を大きく超えました。
会社に起こった”奇跡”とは。
（川崎アナ）「久万高原町にやってきました！いまこののどかな街がＳＮＳで話題になっているということなので、調査してきます！」
まず向かったのは、町の観光協会。
するとさっそく担当者から「美川タクシーさんのＳＮＳがバズっていると存じています」との情報が！
そのバズっているという、美川タクシー。
人口７０００人ほどの久万高原町が拠点のこのタクシー会社、従業員１０人の、小さな会社です。
大バズりのもとになった投稿をした、会社の「広報さん」。
その投稿とは…「弊社社長が、いいねが１万来たら、広報にカメラを買ってくれると約束してくれました」
それまでは、スマートフォンで撮った写真を投稿していたという広報さん。
９月９日のこの投稿が大バズり！わずか半日ほどで、目標の「１万いいね！」を達成してしまいました。
（広報さん）「スマホの通知が鳴りやまないことに驚きまして、もう本当にびっくり」（社長さん）「まさか１万いいね！行くとは思わなかったので、本当にびっくりとしか言いようがないです。カメラの原資は、完全にポケットマネーです。経費じゃないです！」
およそ１７万円するカメラをゲットした広報さん。
どうしても欲しかった理由を「町内の素敵な場所を、スマホのカメラでは肉眼との差が大きくて、きちんと撮れない。
もっときれいなのに、もっとみんなに見てもらいたい、という気持ちが強く、それで本格的なカメラを触ってみたいという思いが強くなりました」などと教えてくれました。なんとその後、投稿を見た人からレンズのプレゼントが届く奇跡も！ただ、カメラの使い方は勉強中だということで…「きのう、フォロワーさんから本を教えていただいて、それもポチっと購入させていただきました。届いたら早速勉強します」ちなみにその本も、社長のポケットマネー？（広報さん）「それは広報のポケットマネーです！」
そんな広報さん、次なるハードルは、「１０万いいね！」だそうで…
１０万いいね！いったらどうしますか？という質問に「全然まだ考えてない。今のところは１つで十分かなと思います」という社長の横で、広報さんは「次はＸーＴ５というカメラ」をおねだり！ちなみに、Ｘ－Ｔ５というカメラ、おいくらなんでしょう？広報さんに聞くと「約４０万円です」とのこと。それを聞いた社長さん、ひとことポツリ、「恐ろしい話ですね」
ちなみに、美川タクシーのＳＮＳのフォロワー数、投稿前のわずか１６人が、９月１７日時点では２万２８００人超えと、実に１４００倍以上となっているそうです。