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NEW 2024年10月04日(金 ) 18:49

今治市で同僚殺害の男の上告棄却 無期懲役確定へ【愛媛】

今治市で2018年、同僚女性の首を絞めてわいせつな行為をしたうえ殺害したとして、殺人と強制わいせつ致死の罪に問われた男に対し、最高裁は3日までに男の上告を棄却しました。
無期懲役の判決が確定することになります。
無職の西原崇被告(41)は2018年、今治市のダンボール工場で同僚だった女性にわいせつな行為をしたうえ、タイツで首を絞めて殺害しました。
この事件の裁判を巡っては、殺人罪は認めたものの強制わいせつ致死罪を認めなかった一審の松山地裁判決について、二審の高松高裁が「わいせつ目的で首を絞めていて一審判決には事実誤認がある」として審理を差し戻しました。
そして去年の差し戻し審で、松山地裁は殺人罪と強制わいせつ致死罪の成立を認めて無期懲役の判決を言い渡し、今年1月の二審で高松高裁は「松山地裁の判断に不合理な点はない」などとして控訴を棄却、西原被告が上告していました。
上告が棄却されたことで、西原被告を無期懲役とした差し戻し審の一、二審判決が確定することになります。