任期満了に伴う上島町長選挙が２９日告示され、現職と新人の計３人が立候補しました。
立候補したのは届け出順に、前町議会議員で新人の大西幸江さん、５期目を目指す現職の上村俊之さん、前町議会議員で新人の池本光章さんです。（いずれも無所属）

【大西候補】
「この５日間、とにかく変えたいです。そして、変わりたいです。私たちのまちを私たちが住みやすいように変えていくためにも、みんなでがんばるしかないので、最後までご協力をよろしくお願いいたします」

大西さんは旧岩城村出身の５２歳で２０１２年に町議会議員に初当選し３期目でした。
離島である上島町の課題として交通弱者や買い物難民などに寄り添った政策に取り組みたいとしています。

【上村候補】
「優しい町、豊かな町にしたいと思っています。子どもを思い、若者を思い、お年寄りの皆さんのことを思いながら政治運営をしていきたいと思っています」

上村さんは旧弓削町出身の６７歳で２００４年の町長選で初当選し通算で４期を務めています。
保育料無償化の拡大や７５歳以上の町民を対象とした町内バスの無料化などに取り組みたいとしています。

【池本候補】
「幸福感が心の中に伝わってきましたか？優しい行政をみなさんの肌で感じることができましたか？私はノーと言います。この上島町を今一度、大洗濯したく思います」

池本さんは旧生名村出身の６９歳で２０１６年に町議会議員に初当選し２期目でした。
交通や医療などの面で、高齢者の負担軽減などに取り組みたいとしています。

今回の選挙は現町政の継続か刷新かが焦点となっていて、少子高齢化が進む離島の振興について論戦が交わされる見通しです。

上島町長選は来月３日投票で、即日開票されます。