NEW 2025年01月30日(木 ) 12:39
居眠り運転で2人けが 町議会議長に禁固1年4ヵ月求刑
居眠り運転で事故を起こして2人にけがをさせたとして、過失運転致傷の罪に問われている久万高原町議会議長の初公判が29日、松山地裁であり、検察は禁固1年4カ月を求刑しました。
起訴状などによりますと、久万高原町議会の議長・玉井春鬼被告(85)は去年6月、町内で乗用車を運転していた際、居眠り運転をしてセンターラインをはみ出し、対向車線を走ってきた別の乗用車に衝突しました。
そして、対向車の20代の同乗者に胸の骨を折るなどの全治2カ月のけがをさせたほか、20代の運転手に胸の打撲など全治およそ10日のけがをさせた罪に問われています。
29日、松山地裁で行われた初公判で、被告は起訴内容を認めました。
続く冒頭陳述で、検察側は、被告が事故を起こした当日は午前9時ごろに松山市内の温泉を出発して久万高原町内の自宅に帰る途中だったと明らかにし、町内に入り、正午前に眠気を覚えたものの「自宅まで近いし交通事故を起こすことはないだろう」などと考え、休憩を取ることなく運転を続けて事故を起こしたと指摘しました。
また裁判の中で、被告の事故現場での態度や直接の謝罪がなかったなどとして被害者2人の処罰感情が強く、厳重な処罰を求めていることも明らかになりました。
裁判は即日結審し、検察側は被告の犯行は危険かつ悪質だとして、禁固1年4カ月を求刑しました。
一方、弁護側は、自動車保険で示談を進めている状況で、被告が今後は運転に注意すると約束しているなどとして、執行猶予付きの判決を求めました。
判決は2月19日に言い渡される予定です。
起訴状などによりますと、久万高原町議会の議長・玉井春鬼被告(85)は去年6月、町内で乗用車を運転していた際、居眠り運転をしてセンターラインをはみ出し、対向車線を走ってきた別の乗用車に衝突しました。
そして、対向車の20代の同乗者に胸の骨を折るなどの全治2カ月のけがをさせたほか、20代の運転手に胸の打撲など全治およそ10日のけがをさせた罪に問われています。
29日、松山地裁で行われた初公判で、被告は起訴内容を認めました。
続く冒頭陳述で、検察側は、被告が事故を起こした当日は午前9時ごろに松山市内の温泉を出発して久万高原町内の自宅に帰る途中だったと明らかにし、町内に入り、正午前に眠気を覚えたものの「自宅まで近いし交通事故を起こすことはないだろう」などと考え、休憩を取ることなく運転を続けて事故を起こしたと指摘しました。
また裁判の中で、被告の事故現場での態度や直接の謝罪がなかったなどとして被害者2人の処罰感情が強く、厳重な処罰を求めていることも明らかになりました。
裁判は即日結審し、検察側は被告の犯行は危険かつ悪質だとして、禁固1年4カ月を求刑しました。
一方、弁護側は、自動車保険で示談を進めている状況で、被告が今後は運転に注意すると約束しているなどとして、執行猶予付きの判決を求めました。
判決は2月19日に言い渡される予定です。