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NEW 2025年02月12日(水 ) 13:53

西条市の小中学校再編を答申 10年間で11校削減の内容【愛媛】

少子化などを見据えて、西条市の小・中学校あわせて11校を今後10年間で減らす方針が打ち出されました。
西条市教育委員会によりますと、市内には小学校が25校、中学校が10校あり、今年度の児童と生徒の数はあわせて5114人となっていますが、2050年度には、およそ3390人にまで減り、複式学級も増える見通しです。
このため、去年6月から自治会や保護者、学校関係者らで組織する審議会を設けて学校の再編のあり方を話しあい、今年1月、青野信樹教育長に答申しました。
答申によりますと、西条、東予、丹原・小松の3つの地域別に今後、二期・25年間かけて小・中学校の統合などを進めます。
具体的には、最初の10年間の一期目で小学校を25校から16校に、中学校を10校から8校に再編します。
その後の二期目は一期目の進ちょくを見定めて見直しを図るとし、小・中一貫校の設置なども提案されています。
答申を受けた青野信樹教育長は「教育委員の皆さんと一緒に答申内容を読み込んで、子供たち、市民のためになるように生かしていきたい」などと話しました。市教委は答申内容を2月中に開かれる市の総合教育会議に報告し、方向性を具体化していきたいとしています。