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NEW 2025年03月04日(火 ) 12:47

2024年の救急車出動件数は過去最多 松山市【愛媛】

去年1年間の松山市での火災件数や死者はわずかに減る一方、けが人や損害額は大幅に増えたことがわかりました。
一方、救急車の出動件数は統計を取り始めて以来、過去最多となっています。
松山市消防局のまとめによりますと、去年1年間の松山市での火災件数は110件で、前の年から6件減って平成以降で最も少なくなり、死者は4人と、前の年から2人減りました。
一方で、負傷者は25人とほぼ倍増し、火災による損害額は1億2000万円余りと、前の年のおよそ2.6倍となりました。
出火原因は「こんろ」が最も多く、次いで「たばこ」「たき火」などとなっています。
また救急統計もまとまり、去年1年間の救急車の出動件数は3万1543件で、前の年から1500件あまり増え、1963年の統計開始以来、最も多くなりました。
これは1日平均で86.2件、16分43秒に1回出動している計算で、前の年より間隔が短くなった一方、現場に到着するのにかかった時間は平均で9分9秒と、前の年の9分28秒から短縮されました。
救急車の出動が増えた要因として消防局では
熱中症患者の増加やインフルエンザなどの感染症の流行を挙げていて、「判断に迷う場合などは、えひめ救急電話相談『♯7119』を利用してほしい」などとしています。