春を感じる食材のひとつ、アスパラガスが県内最大の産地、西条市で旬を迎えています。
ＪＡ周桑の管内では６６軒の農家がアスパラガスを栽培していて、県内の生産量の９割以上を占めています。
今収穫のピークを迎えているのが１月から４月ごろまでに収穫される「春芽」で、冬の間に養分を蓄え、甘くて柔らかいのが特徴です。
廣田浩一さんのハウスでも、長さ３０ｃｍほどに育ったアスパラガスをはさみを使って、一本一本丁寧に摘み取っていました。
今シーズンは、冬の寒さの影響で２０日ほど成長が遅れているものの、例年通りのおいしい仕上がりだということです。

【アスパラガス部会　廣田浩一　部会長】
「やっぱり食感、やわらかさ、甘み、それが一番感じられるこの春芽の季節だと思います。それをぜひ食べてもらいたいと思っております」

県内は１４日金曜日ごろまで気温が平年より高くなる見通しで、１２日水曜日には、最高気温が２０℃まで上がるところもありそうです。
春芽の収穫は来月いっぱいまで続き、「緑のささやき」というブランド名で、主に県内や関西の市場に出荷されるということです。