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NEW 2025年05月13日(火 ) 14:26

「約7割が30歳未満」大麻事犯の検挙状況まとまる【愛媛】

愛媛県内で2024年の1年間に大麻の所持や栽培で検挙された人のうち、30歳未満の若者が約7割を占めていることがわかりました。
愛媛県警によりますと、大麻の所持や栽培を巡って2024年の1年間に県内で検挙されたのは33人で、そのうち30歳未満は約7割に当たる23人と、10年前の4・6倍に急増しています。
全国的にも、大麻に関して検挙された人は10年間で約3倍の6000人あまりにのぼり、そのうち74%近くを占める4400人あまりが30歳未満だったということです。
県警では、これらの傾向について、「大麻には副作用がない」などの誤った情報がSNSなど身近にあり、手軽に始めてしまうことが原因の一つに挙げられるとしていて、実際、大麻を始めるきっかけについては、友人やネットで「誘われた」と話す人が約3分の2にのぼるということです。
大麻の取り締まりについては、2024年12月から「所持」や「栽培」に加えて「使用」についても罰則の対象になり、県警では、乱用者の取り締まりや密売組織などの摘発、若年層への正しい情報の提供など、対策を強化していきたいとしています。