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2025年07月17日(木 ) 21:41

窃盗繰り返す元松山市職員の男に懲役3年6カ月求刑【愛媛】

松山市内で知人男性の原付きバイクや他人のバイクなどを盗んだとして窃盗の罪に問われている松山市の元職員の男の裁判が17日結審し、検察は元職員の男に懲役3年6カ月を求刑しました。
起訴状などによりますと、松山市の元職員の男(58)はおととし10月、松山中央公園の駐輪場で知人男性の原付きバイクなどを、さらに去年2月、松山市内の病院の駐輪場に止めてあった他人のバイクなどを盗んだなどの窃盗の罪に問われています。
これまでの裁判で検察側は男が盗んだバイクのマフラー部分に盗難時にはなかった傷がついていたことなどを指摘し、自ら使用するなどの目的で他人のバイクを盗んだなどと主張していました。
17日、松山地裁で開かれた公判で検察側は「被害品車両のナンバープレートが付け替えられていたことなど犯行発覚を免れるための行動で、計画性が認められる」としたうえで「酌量の余地は全くない」などとして元職員に懲役3年6カ月を求刑しました。
一方の弁護側は本人が犯行を「覚えていない」と一環していることなどから「動機は不明」としたうえで、なんらかの精神的な病が影響している可能性があるなどとして執行猶予付きの判決を求めました。
判決は8月28日に言い渡される予定です。