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2025年07月21日(月 ) 19:21

県内で水難事故相次ぐ 対策は【愛媛】

20日、県内2カ所の川で水難事故が相次ぎ、あわせて3人が死亡しました。
命を守るため、注意すべき点を警察に聞きました。
西条市中野の加茂川で20日午後2時ごろ、「溺れている人がいる」などと通報があり、駆け付けた消防が松山市福角町の会社員の男性(27)を救助しましたがその後、死亡が確認されました。
男性は中学時代の同級生2人と川遊びに訪れていたということです。
また、久万高原町中黒岩の仁淀川でも20日、松山市の25歳と31歳の男性2人が川遊び中に行方不明になり、死亡しました。
警察などによりますと25歳の男性が川で溺れているのを助けようとし、31歳の男性も一緒に流されたとみられています。
こうした事故を防ぐために私たちが取るべき行動とは。
警察に注意点を聞きました。

【県警生活安全部地域課・猪野剛彦次長】
「(水の流れが)思ったより早いとか足をすくわれるっていうのは浅いところでも十分考えられる。浅いと思っても水辺でレジャーを楽しむ場合はライフジャケットを装着してほしい。ライフジャケットは、身体のサイズにあったものを選び、正しく着用することが必要です。」
また…。
【猪野次長】
「川であれば川が合流する地点や川の底の特徴ですよね。浅いと思ったら急に深くなるとか、すべりやすい石があるとか危険は常に潜んでいる」
【猪野次長】
「危険な場所には近づかないその日の天候などの情報収集、安全第一でレジャーを楽しんでほしい」

2012年、西条市の加茂川では、当時5歳だった園児が支流が交わる場所で増水した川に流され、死亡する事故もあり、危険な場所を事前に調べて近づかないことも重要です。
県警によりますと今年に入って20日までに、県内では8件の水難事故が発生し、2024年より1人多い7人が死亡しています。