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NEW 2025年09月16日(火 ) 12:57

「どんどこ何処に?」新居浜太鼓祭りで活躍期待!太鼓台の位置情報アプリを開発【愛媛】

毎年10月に開かれる新居浜太鼓祭りの主役、太鼓台の位置をリアルタイムで知らせるアプリを、新居浜高専の学生らが開発しました。
太鼓台の位置情報アプリ「どんどこマップ」を開発したのは、新居浜工業高等専門学校電気情報工学科の袖美樹子教授と研究室の5年山田晴斗さんで、卒業研究として先輩から引継いで完成させ、太鼓台関係者の集まりでその仕組みを説明しました。
それによりますと、ビーコン、いわゆる電子タグを太鼓台に付けてもらい、地元のケーブルテレビが子供の見守りに導入している位置情報ネットワークを活用して、ビーコンからの電波を拾うことで太鼓台の動きをリアルタイムで把握します。
そして、太鼓台の位置がマップに表示されるという仕組みです。
この秋には実証実験が予定され、中萩地区の7台の太鼓台が協力するということです。
新居浜太鼓祭りは50台を超える太鼓台が地区ごとに毎年10月16日からの3日間、街を練り歩く祭りで、市内各所で太鼓台が運行されることから、アプリは市民や観光客にとって、太鼓台の位置の把握や太鼓台の運行にともなう道路の渋滞対策などに役立つと期待されています。
【新居浜高専電気情報工学科5年・山田晴斗さん】
「3年間の研究がやっと、観客のみなさんなどに目に見える形になり大変うれしい。このアプリが、祭りの盛り上げに貢献出来たらうれしい」
【実証実験に協力する中萩地区太鼓台運営委員会・伊藤慶之会長】
「みなさんが安全に楽しい祭りが出来るように、みんなで協力して今年もいい祭りをやっていきたい」
アプリは今後、無料でダウンロードできるということです。