NEW 2025年11月21日(金 ) 15:05
オニオコゼの漁獲量減少を受けて標識調査
瀬戸内海で、いったい、何が起こっているのでしょうか。
瀬戸内の味覚として知られる高級魚、オニオコゼ。
今治市沖で近年、漁獲量が減少しています。
今治市の大三島沖。
オニオコゼの漁場のひとつです。
オニオコゼは、上品な白身の高級魚として知られ、これから旬を迎えます。
しかし、この周辺でのオニオコゼの漁獲量は毎年のように減っていて、去年1年間では200キロ、ピーク時の20%ほどに落ち込んでしまいました。
瀬戸内海に、何が起こっているのか。
きのう、オニオコゼの稚魚およそ1000匹が放流されました。
県漁協の大三島支所と福山大学が連携したこの取り組み、稚魚には、個体を識別できるよう、大学の連絡先などが記されたタグが取り付けられています。
漁獲量減少の原因は、海水温の上昇や、窒素やリンなどの栄養が少なくなる、いわゆる「海の貧栄養化」などがあげられていて、今回の取り組みでは、オニオコゼが取られた場所をデータ化することで、生育に適した場所を特定し、今後の効率的な放流につなげる狙いがあります。
【福山大学生命工学部太田健吾教授】
「放流した後、何日目にどれくらいの大きさになって、どの場所まで移動したのかわかる貴重な情報ですので、生育に適した場所でもう一回放流を行おうと考えた次第です」
調査は今後も継続して行われる予定です。
瀬戸内の味覚として知られる高級魚、オニオコゼ。
今治市沖で近年、漁獲量が減少しています。
今治市の大三島沖。
オニオコゼの漁場のひとつです。
オニオコゼは、上品な白身の高級魚として知られ、これから旬を迎えます。
しかし、この周辺でのオニオコゼの漁獲量は毎年のように減っていて、去年1年間では200キロ、ピーク時の20%ほどに落ち込んでしまいました。
瀬戸内海に、何が起こっているのか。
きのう、オニオコゼの稚魚およそ1000匹が放流されました。
県漁協の大三島支所と福山大学が連携したこの取り組み、稚魚には、個体を識別できるよう、大学の連絡先などが記されたタグが取り付けられています。
漁獲量減少の原因は、海水温の上昇や、窒素やリンなどの栄養が少なくなる、いわゆる「海の貧栄養化」などがあげられていて、今回の取り組みでは、オニオコゼが取られた場所をデータ化することで、生育に適した場所を特定し、今後の効率的な放流につなげる狙いがあります。
【福山大学生命工学部太田健吾教授】
「放流した後、何日目にどれくらいの大きさになって、どの場所まで移動したのかわかる貴重な情報ですので、生育に適した場所でもう一回放流を行おうと考えた次第です」
調査は今後も継続して行われる予定です。







