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NEW 2025年11月21日(金 ) 19:32

「身勝手極まりない」飲酒運転しパトカーから逃走中にひき逃げ 男に実刑判決【愛媛】

8月、松山市の市道でパトカーから追跡されていた中、車で原付きバイクの男性をはねてけがをさせ逃げた男に、拘禁刑1年8カ月の実刑判決が言い渡されました。

判決などによりますと、松山市北久米町の無職の男(25)は8月5日、信号無視をしてパトカーに追跡された際、時速約113キロで乗用車を走らせ、市内立花1丁目の市道で原付きバイクをはねて、当時67歳の男性に胸の骨を折る重傷を負わせたうえ現場から逃げるなどしたとして、ひき逃げなどの罪に問われていました。

これまでの裁判で、男は当時勤務していた会社の食事会などで酒を飲み、帰りに車を運転していたことなどが明らかになっていました。

21日の判決公判で松山地裁の高場理恵裁判官は「飲酒運転の発覚をおそれ、事故を起こした可能性を十分認識しながら被害者を放置して走り去っていて、身勝手極まりない」などとしたうえで「これまでにも酒気帯び運転をするなど、交通ルールを守る意識は全く見てとれず、強い非難に値する」などとして、拘禁刑1年8カ月の実刑判決を言い渡しました。
(求刑:拘禁刑3年)