３月に愛媛県今治市で発生した山火事を受け、県が５月に新設した「林野火災警戒アラート」が５日、運用後初めて発表されました。

対象は県内すべての市町です。
　
３月に発生した山火事では、今治市と西条市であわせておよそ４８１・６ヘクタールを焼くなど、県内で平成以降最悪となる被害が出ました。

これを受け県は５月に「林野火災アラート」を独自に新設。

５日は、▼乾燥注意報の発表▼最大風速５メートル以上▼前後１２日間の平均降水量が３ミリ以下と、警戒の第１段階となる『注意レベル』の３つの基準にすべて当てはまったため、県内全２０市町を対象に「警戒アラート」が初めて発表されました。

この状態が４日間連続する場合は、警戒レベルが第２段階の特別警戒に引き上げられるということで、県は
▽たき火や火入れ・野焼きなどに注意すること
▽火を使用中はその場を離れず使用後は完全に火を消すこと
－を呼びかけていて「万一火災が発生した場合は、躊躇せず消防機関に連絡してほしい」としています。