愛媛のニュース

NEW 2024年08月14日(水 ) 8:35

土砂災害 城山斜面のシート張り始まる【愛媛】

松山市の「城山」の土砂崩れから1カ月が経つ中、斜面崩落を防ぐ新たな応急対策が13日から始まりました。

土砂崩れの起きた斜面で始まったのが、保護シートの貼り付け作業です。

ロープを使い急な斜面に立った作業員たちが釘で1枚ずつ打ち付けていきます。

シートは雨水をスムーズに流す不織布でできていて、さらなる土の流失を防ぐ市の応急対策として実施されます。

斜面上部の幅60m・縦40mの範囲にシートを貼り、その後、金網で固定するということです。

工事は今月26日までかかる予定で、市では作業完了を目途に、避難指示の解除を協議していますが、中腹部より下の応急工事は検討中だということです。

先月12日に起きた土砂崩れを巡っては、愛媛大学の一部の研究者から、市が緊急車両用道路を設置したことで、天守からの水が崩れた斜面に流れ込んでいた可能性があると指摘されています。

これを受けて、松山市の野志市長は「発生場所やメカニズムについて研究者の間で考え方に違いがある」として調査の結果を待ちたいとしました。